出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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『旧約聖書』の十二小預言書の一つで、21節の最小のもの。その内容は、ユダ王国の隣国エドムに対する報復の預言が中心となっている。紀元前587年新バビロニア王国によってエルサレムが陥落し、神殿をはじめ都が破壊されたとき、エドムはユダ王国の苦境に乗じて、略奪を行ったり、逃れる者を撃つなど、隣国としての友好関係を裏切った。これに対する神の審判と、ユダ王国の回復が預言されている。書かれた年代は前587年からあまりたっていない時期であろう。バビロン捕囚を免れたユダの残留民の思想を示すもので、一方に神による諸民族の支配を強調しながらも、民族主義的、排他的立場を脱していない。
[木田献一]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...