1985年に登録された世界遺産(自然遺産)で、インド東部のアッサム州を流れるブラマプトラ川の左岸に位置する。公園面積の大部分は草原と森林からなるが、雨期になると川が氾濫して、ところどころに沼や湖ができる。密猟によって絶滅の危機にあるインドサイの生息地になっていて、そのためインド政府は、この希少な動物を保護する目的で、1974年にこの地域を国立公園に指定した。生息するインドサイは約1250頭で、ほかにトラ、ヒョウ、スイギュウ、インドゾウなどのほか、ベンガルノガンなどの希少な鳥類も生息している。このような、絶滅の危機にある動物の生息地であり、また、その生息に適した自然環境の保護を目的に世界遺産に登録された。◇英名はKaziranga National Park