出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
	
    
  
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                    カセラ
Alfredo Casella
生没年:1883-1947
        
              
                        イタリアの作曲家,ピアノ奏者,指揮者。音楽家の両親のもとに生まれ,母にピアノを学ぶ。1896-1902年パリ音楽院でフォーレらに師事。第1次世界大戦を機に帰国し,ローマのサンタ・チェチリア音楽学校ピアノ科教師。イタリア現代音楽協会やベネチア・ビエンナーレ音楽祭の設立に関与した。パリ滞在中は印象主義を避け,《ラプソディ・イタリア》(1909)などで後期ロマン派や国民楽派の影響を示したが,帰国後タゴールの詩による歌曲《生への訣別》(1915)などの多調性の時期を経て,ピアノ曲《11の子ども用小曲集》(1920)から新古典主義の作風をとり,後進に影響を与えた。
執筆者:小場瀬 純子
 
    
        
    出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
	
    
  
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