カステルヌオーボ・テデスコ(読み)かすてるぬおーぼてですこ(英語表記)Mario Castelnuovo-Tedesco

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

カステルヌオーボ・テデスコ
かすてるぬおーぼてですこ
Mario Castelnuovo-Tedesco
(1895―1968)

イタリアフィレンツェ生まれの作曲家。ユダヤ系のため、ファシストに追われて1939年渡米、ロサンゼルス音楽院で教え、映画音楽なども手がけ、同地に没した。師ピツェッティ影響を多く受け、初期作品に優れたものが多いといわれている。代表作は、オペラマンドラゴラ』(1926)、ピアノ曲『なつかしいウィーン』(1912)、ギター協奏曲第1番ニ長調(1939)など。

[細川周平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

カステルヌオーボ=テデスコ
Castelnuovo-Tedesco, Mario

[生]1895.4.3. フィレンツェ
[没]1968.3.15. ハリウッド
イタリアの作曲家。 I.ピツェッティに作曲を学び,作曲家,文筆家として活躍したが,1939年アメリカに移住シェークスピアによるオペラと序曲,『ギター協奏曲』など作品多数。

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