普及版 字通 の解説
12画
[字訓] たのしむ・たけなわ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は甘(かん)。〔説文〕十四下に「酒のみて樂しむなり。(いう)に從ひ、甘に從ふ。甘は亦聲なり」という。〔書、伊訓〕「室に歌す」は酔歌の意。すべてたけなわの状態にあることをいう。
[訓義]
1. たのしむ、酒を飲んでたのしむ。
2. たけなわ、さかん、さかり。
3. 醒めず、酔わざるの時をいう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 タケナハナリ 〔立〕 タケナハナリ・サケノサメタルナリ
[語系]
ham、甘・柑kamは声義近く、甘の声義を承ける。
[熟語]
飲▶・悦▶・讌▶・歌▶・臥▶・▶・豢▶・嬉▶・興▶・叫▶・娯▶・紅▶・嗜▶・肆▶・春▶・笑▶・唱▶・賞▶・觴▶・身▶・酔▶・睡▶・戦▶・然▶・▶・対▶・態▶・鬯▶・暢▶・適▶・飽▶・放▶・眠▶・飫▶・楽▶・乱▶
[下接語]
一・飲・宴・歌・・興・・語・渾・酒・春・觴・酔・睡・戦・善・長・沈・晩・余・楽・婪
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報