日本大百科全書(ニッポニカ) 「クリシャン・チャンダル」の意味・わかりやすい解説 クリシャン・チャンダルくりしゃんちゃんだるKrishan Candar(1914―1977) インドのウルドゥー語作家。プレームチャンド以降の最大の作家と目されている。パンジャーブのワズィーラーバードに生まれ、少年期をカシミールで過ごした。進歩主義作家として300編以上の短編と『敗北』(1943)など十数編の長編小説がある。1947年のインド、パキスタンの分離・独立時の混乱を描いた短編集『我々は野蛮だ』(1947)はとくに名高く、日本語、英語、ロシア語をはじめ諸外国語に翻訳されている。[鈴木 斌]『鈴木斌他訳『インド文学1』(1968・インド文学会)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例