ケルマーンシャー(読み)けるまーんしゃー(英語表記)Kermānshāh

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケルマーンシャー」の意味・わかりやすい解説

ケルマーンシャー
けるまーんしゃー
Kermānshāh

イラン西部、ケルマーンシャー州の州都。人口69万2986(1996)。ササン朝のバフラーム4世が建設した古い町で、イランとイラクを結ぶ通商路上にある。冬寒く夏は非常に暑い。クルド人やトルコ系住民が多く、小麦のほか、遊牧民による良質の羊毛産地として名高い。近郊にナフティシャー油田の精油所がある。ターク・イ・ブスターン(イランではターケ・ブスターンとよぶ)などササン朝期の遺跡も町の周辺に散在している。

[香川優子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケルマーンシャー」の意味・わかりやすい解説

ケルマーンシャー

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