イラン北西部の同名州の州都。人口49万4378(2003)。ハマザーンHamadhānとも呼ばれた。歴史は古く,メディア王国の首都エクバタナの所在地であり,アケメネス朝には夏の宮殿(都)となった。645年ころアラブ・イスラム教徒の支配下に入り,もっぱら東西交易の中心地として栄えた。11世紀以降,セルジューク朝,イル・ハーン国,ティムール朝などの支配をうけ,1724年オスマン帝国が奪取したが,32年カージャール朝下でイラン領となった。19世紀後半にはイラン電信線が敷設され,また,バグダード貿易で繁栄した。その後貿易ルートがペルシア湾ルートに変わると,皮革,じゅうたんなど伝統的産業を除いては,発展から取り残される形となった。
執筆者:加納 弘勝
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イラン中西部の都市。ギリシア語の古典史料にエクバタナの名で記録される。紀元前7世紀にはメディアの首都とされ,のちにアケメネス朝の夏の都とされる。メソポタミアと東方をつなぐ交易路上に位置し,その後もイラン高原の重要都市として繁栄,セルジューク朝期には一時都とされた。古くからユダヤ教徒が居住する町としても著名であった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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…双翅目カ科Culicidaeに属する約3000種の昆虫の総称。ハマダラカ亜科Anophelinae,ナミカ亜科Culicinae,オオカ亜科Toxorhynchitinaeの3群に大別される。この中でオオカ亜科のカはいずれも大型で(翅長7~9mmくらい),吸血の機能を欠き,幼虫は他のカの幼虫を捕食する性質をもつ。…
※「ハマダーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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