コールユーブンゲン(英語表記)Chorübungen

デジタル大辞泉 「コールユーブンゲン」の意味・読み・例文・類語

コールユーブンゲン(〈ドイツ〉Chorübungen)

合唱練習曲の意》声楽教則本。3巻。ドイツ音楽フランツ=ビュルナー著。1876年刊。音程リズム読譜発音など、初歩的な訓練に用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「コールユーブンゲン」の意味・読み・例文・類語

コールユーブンゲン

  1. ( [ドイツ語] Chorübungen 合唱練習曲集の意 ) 合唱教本。三巻。フランツ=ビュルナー著。一八七六年刊。音程、リズム、読譜、発音など声楽の初歩的な訓練のための教則本。正式名「ミュンヘン音楽学校の合唱練習曲集」。

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改訂新版 世界大百科事典 「コールユーブンゲン」の意味・わかりやすい解説

コールユーブンゲン
Chorübungen

合唱練習書の意。ピアニスト指揮者・作曲家のビュルナーF.Wüllner(1832-1902)がミュンヘン音楽学校の合唱授業のために著した教則本(1875)をさす。(1)音楽の基礎学習,歌唱練習,(2)和声法の概要,発音・重唱練習,(3)合唱曲集の全3巻より成る。日本では第1巻のみが声楽の入門書として普及している。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コールユーブンゲン」の意味・わかりやすい解説

コールユーブンゲン
こーるゆーぶんげん
Chorübungen der Münchener Musikschule ドイツ語

ドイツのピアノ奏者・作曲家のビルナーFranz Wüllner(1832―1902)が、1876年にミュンヘンで出版した全3巻からなる合唱教本。「合唱の練習」という意味序文によれば、この教本は合唱によって、生徒たちに音楽的に考える能力、いいかえれば、旋律的進行、リズム、音程、和音などの力を通じて、美しい合唱の音、明瞭(めいりょう)な正しい詞の発音、芸術的ニュアンスなどを身につけさせるのが目標であった。練習曲には適時解説が施され、難易別に著者自身の作になる小練習曲から、ルネサンスバロック時代の大合唱曲まで収められている。

[石多正男]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コールユーブンゲン」の意味・わかりやすい解説

コールユーブンゲン
Chorübungen

合唱練習曲の意味。 F.ビュルナー (1832~1902) がミュンヘン音楽学校の合唱クラスの教材として編んだ3巻から成る"Chorübungen der Münchener Musikschule" (1876以後) をさす。

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百科事典マイペディア 「コールユーブンゲン」の意味・わかりやすい解説

コールユーブンゲン

合唱の練習の意。一般にはドイツのビュルナー〔1832-1902〕がミュンヘンの音楽学校のために書いた3巻の合唱練習教本(1875年)の題として知られる。

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