サガルマータ国立公園(読み)サガルマータこくりつこうえん(英語表記)Sagarmatha National Park

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サガルマータ国立公園」の意味・わかりやすい解説

サガルマータ国立公園
サガルマータこくりつこうえん
Sagarmatha National Park

ネパール北東部,中国と国境を接する山岳地帯の国立公園。面積 1244km2。 1976年指定。世界の最高峰サガルマータ (エベレストのネパール名) をはじめローツェ,マカルー,チョオユなど 8000m級の4座を中心に 7000m級の山々がひしめきあっており,高度差によって六つの植生域に分けられる。動物ではジャコウジカヒマラヤタールなどが生息するほか,ユキヒョウ標高 6000m付近でもみられ,それより高い場所ではクモやテンジクウスバシロチョウなどの昆虫類,イワヒバリなど数種の鳥類が生息する。近年は登山者が残していくごみが大きな問題になっている。 1979年世界遺産の自然遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大山のぶ代

1936- 昭和後期-平成時代の女優,声優。昭和11年10月16日生まれ。昭和32年俳優座養成所をでて,テレビ界にはいる。NHKの「ブーフーウー」で声優としてみとめられ,54年テレビアニメ「ドラえもん...

大山のぶ代の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android