ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サスーン」の意味・わかりやすい解説
サスーン
Sassoon, Siegfried (Lorraine)
[没]1967.9.1. ウィルトシャー,ヘイツベリー
イギリスの詩人。ユダヤ系。第1次世界大戦勃発と同時に従軍,戦功十字章を受けるほどの勲功を立てたが,フランス戦線の塹壕生活の悲惨を体験して反戦的となり,『逆襲』 Counterattack (1918) ,『戦争詩』 War Poems (19) などの戦争風刺,批判の詩を発表,いわゆる戦争詩人の第一人者となった。『狐猟人の思い出』 Memoirs of a Fox Hunting Man (28) を第1部とする自伝小説の3部作『ジョージ・シャーストン回想録』 The Complete Memoirs of George Sherston (36完結) もこの体験を扱ったもの。『心の旅路』 The Heart's Journey (28) 以後の詩は次第に瞑想的となった。『全詩集』 (47) 。ほかにメレディスの伝記などがある。
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