さっくり(読み)サックリ

デジタル大辞泉 「さっくり」の意味・読み・例文・類語

さっくり

[副](スル)
ごく簡単に切れたり割れたりするさま。「ビスケットさっくり(と)割れる」
「長い安寿の髪が、鋭い鎌の一掻に―切れた」〈鴎外山椒大夫
率直で好感が持てるさま。あっさりしているさま。さっぱり。「さっくり(と)した性格
[類語]ちょきちょきちょきりちょきんざくりざっくりばっさりちょんじょきじょきざくざくすっぱりさくさくふっつりぷつんぷっつりぶっつりぷつりざく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「さっくり」の意味・読み・例文・類語

さっくり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 簡単に割れたり、切れたりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「さっくりとおれてたもれよ花の番〈知政〉」(出典:俳諧・詞林金玉集(1679)四)
  3. 淡泊なさま、あっさりしているさま、率直なさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「さっくり能く解った人だよ」(出典:真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉三八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android