デジタル大辞泉 「ざくざく」の意味・読み・例文・類語 ざく‐ざく [副]1 砂利・小石などを踏み歩くときに出る音を表す語。「ざくざく(と)砂利を踏みながら行く」2 野菜などを、力強く切り刻むときに出る音を表す語。「キャベツをざくざく(と)切る」3 金貨などがたくさんあるさま。「大判小判がざくざく(と)出る」[形動]織り方、刻み方などの粗いさま。また、雪や砂などの粒の粗いさま。「ざくざくに織ったショール」「野菜をざくざくに切る」[アクセント]は、ザクザク、はザクザク。[類語](1)ざっく・ざっくざっく/(2)ちょきちょき・ちょきり・ちょきん・ざくり・ざっくり・ばっさり・ちょん・じょきじょき・すっぱり・さくさく・ざく・ふっつり・ぷつん・ぷっつり・ぶっつり・ぷつり・さっくり 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「ざくざく」の意味・読み・例文・類語 ざく‐ざく [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )① 刻んだり、踏みつけたりする力強い音、粗い粉状のものが多く集まって触れあう音などを表わす語。「さくさく」よりやや強い音にいう。[初出の実例]「落葉の堆(うづも)れてゐる上をザクザク踏みながら」(出典:真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉九五)② 金(かね)などがたくさんあるさまを表わす語。[初出の実例]「おほばん、こばんがザクザクザクザク」(出典:唱歌・はなさかぢぢい(1901)〈石原和三郎〉)[ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 織り方、刻み方などの粗いさま。また、雪、砂などの粒の粗いさま。[初出の実例]「蓬汁〈略〉ゑもぎをざくざくにきり」(出典:料理物語(1643)九)[ 3 ] 〘 名詞 〙 「ざくざくじる(━汁)」の略。[初出の実例]「ざくざくは成程こまかにすべし。然ども茶湯はざくざくはこのまざる事に」(出典:茶湯献立指南(1696)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by