1983年に登録されたエクアドルの世界遺産(自然遺産)で、モロノ・サンティアゴ州、チンボラソ州、トゥングラウア州にまたがる広大な国立公園。面積は5177.65km2(世界遺産登録地域は2719.25km2)。サンガイ山(5420m)、アルター山(5139m)、ツングラグア山(5016m)の3つの活火山があり、高山地帯から亜熱帯性雨林の密林地帯に及ぶ地域は、動物相・植物相の変化に富み、ハチドリ、イワドリ、コンドルなどの鳥類、ヤマバク、メガネグマなど動物類のほか、アマゾン川のピラニアなどが生息する豊かな生態系を育んでいる。このような貴重な自然生態系が評価されて、世界遺産に登録された。◇英名はSangay National Park