チェコの陸上競技長距離走者。モラビア出身。1948年第14回ロンドン・オリンピック大会で1万mに初優勝(29分59秒6)。52年第15回ヘルシンキ・オリンピック大会では5000m(14分6秒6),1万m(29分17秒0)に優勝,さらに初出場のマラソンも制し(2時間23分3秒2),初の長距離三冠王となった。1948-54年に1万m以上の種目で不敗を誇り,5000m以上3万mまでのすべての世界記録を塗り替えた。1万mで28分台を実現(28分54秒2),2万mで1時間を切った最初のランナーである。長距離種目のスピード化を導き,そのインターバルトレーニングが注目され,各国の競技者に影響を与えた。苦しそうにあごを上げる独特な走法は〈人間機関車〉と呼ばれ親しまれた。なお夫人のダナ・ザトペコバもヘルシンキ大会で女子やり投げ(50m47)に優勝している。
執筆者:広畑 成志
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チェコの陸上長距離選手。1952年の第15回オリンピック・ヘルシンキ大会で5000メートル、1万メートル、マラソンの3種目に優勝の偉業を遂げた。「人間機関車」といわれ、苦しそうな表情で走るのが特徴であった。1949年から1955年までの間に5000メートル、1万メートルの両種目をはじめ、2万メートル、3万メートルまでの、ヤード制を含めて公認される世界記録を全部書き換えた。夫人のダナ・ザトペコーワもやり投げの選手で、ヘルシンキ大会で優勝している。ザトペックは1922年9月12日の生まれであるが、ザトペコーワも同年同月同日に生まれたという珍しい「同い年」夫妻である。1968年ドプチェク政権下の「プラハの春」の際の積極的な行動もあって、旧チェコスロバキア時代には不遇が伝えられた。
[石井恒男]
『ズデニェク・トーマス著、大竹国弘訳『人間機関車E・ザトペックの実像』(1982・ベースボール・マガジン社)』▽『F・R・コジック著、南井慶二訳『ザトペック 勝利への人間記録』(1956・朝日新聞社)』
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