シバピテクス(英語表記)Sivapithecus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シバピテクス」の意味・わかりやすい解説

シバピテクス
Sivapithecus

インド北西部のシワリクで 1910年に発見され,インドの神の名をとって名づけられた化石類人猿。その後 35年に G.ルーイスが同様の化石を発見している。 E.サイモンズらの学者によると,シバピテクスは,中新世から鮮新世にユーラシア大陸とアフリカに広く分布していた広義ドリオピテクス類に含まれ,現生類人猿祖先であるという。 1970年代に頭骨化石が発見され,特にオランウータンとの系統関係が有力視されるようになった。

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