改訂新版 世界大百科事典 「ストーニー」の意味・わかりやすい解説
ストーニー
George Johnstone Stoney
生没年:1826-1911
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…さらに陰極線は陰極をつくっている物質や,放電管内の気体の種類に関係なく同じ性質をもつことから,1897年J.J.トムソンにより,陰極線の粒子はすべての原子に共通に含まれる基本的な粒子であると結論され,この粒子に電子の名が与えられた。ただしエレクトロンの名は,1891年G.J.ストーニーが,自然界に存在する電荷の量はある量(電気素量)より小さくは分解できないことを見いだし,この電気素量に対して命名したものである。 電子の本質は質点ではなく波動であり,電子が波動性を示すことは,1923年ド・ブロイによって仮説として提唱され,27年アメリカのデビッソンClinton Joseph Davisson(1881‐1958)らが,ニッケル結晶面による電子線の回折現象を発見したことで実証された。…
※「ストーニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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