スナドリネコ(読み)すなどりねこ(英語表記)fishing cat

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スナドリネコ」の意味・わかりやすい解説

スナドリネコ
すなどりねこ / 漁猫
fishing cat
[学] Prionailurus viverrinus

哺乳(ほにゅう)綱食肉目ネコ科の動物インドから東南アジア水辺森林ややぶ地に生息する。ベンガルヤマネコ近縁であるが大形で、体長70~85センチメートル、尾長25~32センチメートル、体重8~14キログラムに達する。

[今泉忠明]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スナドリネコ」の意味・わかりやすい解説

スナドリネコ
Felis viverrina; fishing cat

食肉目ネコ科。体長 70~80cm。毛はあらく,体色は灰色または灰色を帯びた黄褐色地色に,茶褐色の鮮かな斑紋がある。体はがんじょうで,前後肢はやや短い。泳ぎがうまく,魚のほか,淡水の貝類カニカエルなどを捕食する。和名は魚をとる意味の「漁 (すなど) り」に由来するものらしい。インド,インドネシア,ミャンマー,タイ,マレー半島に分布し,マングローブなどの沼沢林や水辺の草原にすむ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android