ズーク

デジタル大辞泉 「ズーク」の意味・読み・例文・類語

ズーク(〈フランス〉zouk)

ダンス音楽の一。ビギンなどの伝統リズムと最新エレクトロニクス技術を融合させたシャープなサウンド特徴フランスの海外県グアドループ・マルティニークで生まれ、1980年代半ばにはカリブ海諸国だけでなくパリアフリカでも大流行した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ズーク」の意味・わかりやすい解説

ズーク

カリブ海小アンティル諸島のフランス海外県マルティニクで1980年代初頭に生まれた大衆音楽。この地方の伝統的大衆音楽であるビギンbiguineや1970年代に盛んだったカダンスcadenceの要素を,ソウル・ミュージックロックなど欧米大衆音楽の様式を加味して,シンセサイザーを中心とするエレクトロニクス技術を使って再編成したダンス音楽。カッサーブというグループがその先駆で中心的存在。フランス本土でも人気を得た。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ズーク」の意味・わかりやすい解説

ズーク
zouk

カリブ海に浮かぶ小アンティル諸島のダンス音楽。現地伝統音楽と欧米のポップスとを融合させてできたもので,1980年代に起った。演奏にはシンセサイザーなどの電子楽器が使われる。語源は「踊りまくろう」という意味をもつ現地の言葉で「ズケー」。その言葉どおり,受入れやすく,親しみやすい音楽となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む