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ギリシアの詩人。本名ヨルゴス・セフェリアジス。スミルナ(現トルコのイズミル)生まれ。アテネとパリで法学を学び、外務省に入り、1962年に駐英大使の職を辞するまで外交官生活を送った。詩人としてはフランスとイギリスの象徴派詩人の影響を受け、処女詩集『分岐点』(1931)で詩壇に登場した。初期の作品は、戦間期の祖国ギリシアの暗い世相を反映して宿命論に傾くが、それを救うのは、永遠不滅のヘレニズム(ギリシア文化)の栄光であるとの確信に至る。セフェリスの詩は象徴性に富み、ときとして難解である。おもな詩集に『練習帳』(1940)、『航海日誌甲、乙、丙』(1940~45)、『つぐみ』(1947)がある。エッセイスト、また西欧の詩の翻訳家としても知られている。62年にウィリアム・フォイル賞、63年にノーベル文学賞を受賞した。
[森安達也]
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…今日学校教育はディモティキでおこなわれているが,文学作品,学術論文,保守系の新聞等ではいまだにカタレブサが用いられることも多い。散文ではカザンザキス,韻文ではセフェリス,エリティス(両者ともノーベル文学賞受賞)などが世界的に知られ,その作品は各国語で紹介されている。【真下 とも子】【村田 奈々子】。…
… 1930年代以降ギリシアの詩人たちはフランスのシュルレアリスムの影響を受けて新しい成熟した詩風を確立し,これが現代ギリシア詩の主流となった。この世代の詩人たちからは外交官として困難な時代の小国ギリシアの苦悩をおのが身に体現したG.セフェリス(1900‐71)と,厳密な形式の中にエーゲ海の自然と太陽の優越を歌ったO.エリティス(1911‐96)という2人のノーベル文学賞受賞者が生まれている。【池沢 夏樹】。…
※「セフェリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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