改訂新版 世界大百科事典 「ソラーナ」の意味・わかりやすい解説
ソラーナ
José Gutiérrez Solana
生没年:1885-1945
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
スペインの画家、文筆家。マドリードに生まれ、同地に没。アメリカ・スペイン戦争の敗北を契機に形成された「1898年の世代」の思想に共鳴、『暗いスペイン』『マドリードの情景と風俗』など数多くの文学作品を著し、スペインの民衆風俗を鋭い筆致で描写した。独学の絵画も、そうした文学作品と軌を一にし、暗く悲惨な民衆的主題を、ときに血のような赤や不思議な緑のほとばしる暗い色調で描き、ゴヤの「黒い絵」にも通じるスペイン的表現主義ともよぶべき作風を確立、20世紀前半のスペイン・カスティーリャ派を代表した。『司教の訪問』(1926)、『死の行進』(1930年。マドリード近代美術館)などの作品がある。
[神吉敬三]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...