タウンズビル(読み)たうんずびる(英語表記)Townsville

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タウンズビル」の意味・わかりやすい解説

タウンズビル
Townsville

オーストラリアクイーンズランド州北東岸の都市。同州北半部の行政,経済,文化の中心都市。北のケアンズ,南のブリズベン (1411km) ,西のマウントアイザ (918km) に鉄道,道路が通じ,ケアンズからマカーイにいたる海岸部とマウントアイザにいたる内陸部を後背地に,農牧鉱産物集散,加工,輸出する商工港湾都市食肉粗糖木材,銅精錬はじめ各種工業がある。港からは冷凍肉,粗糖 (大規模積込み施設がある) ,鉛,亜鉛,精錬銅,ニッケルなどを輸出。同州北部唯一の大学 (ジェームズ・クック大学) がある。人口 11万 1800 (1981推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「タウンズビル」の意味・わかりやすい解説

タウンズビル
たうんずびる
Townsville

オーストラリア、クイーンズランド州北東部にある都市。人口9万4739(2001)。州都ブリズベン、ゴールド・コーストに次ぐクイーンズランド州第三の都市。同州北部の中心地で港湾を有する。後背地にサトウキビ肉牛を中心とする農牧地帯および鉱山都市マウント・アイザをもつ。銅精錬所、食肉加工工場などがあり、港から粗糖、鉛・亜鉛精鉱、燐(りん)鉱石、精錬銅などを輸・移出する。ジェームズ・クック大学(1970創立)、空軍基地がある。1864年入植、1903年市制施行。名称は入植企画者の名に由来する。

[谷内 達]

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