タムワース(読み)たむわーす(英語表記)Tamworth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タムワース」の意味・わかりやすい解説

タムワース
Tamworth

イギリスイングランド中西部,スタッフォードシャー県南東部の都市。タムワース地区を構成する。バーミンガム北東約 25km,テーム川とアンカー川の合流点に位置する。農業地帯およびかつての炭田地帯の商工業中心地で,石綿織物農業機械,アルミニウム製品などの工場が立地する。8世紀にマーシア王国オッファ王が宮殿を築き,周囲に堀をめぐらした。11世紀にウィリアム1世の臣下ロバート・ド・マルミオンが建造したノルマン様式の城の一部が現存するほか,聖エディサ聖堂,ガイ救貧院,グラマー・スクールなどの古い建造物がある。面積 31km2。人口 7万4531(2001)。

タムワース
Tamworth

オーストラリアニューサウスウェールズ州北東部,ニューカッスルの北 281kmにある都市。ニューイングランド,ウェスタンスロープ両地方の農牧業の中心地で,各種農牧加工,農業機械工業農業学校がある。人口3万 729 (1986) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「タムワース」の意味・わかりやすい解説

タムワース
たむわーす
Tamworth

オーストラリア、ニュー・サウス・ウェールズ州北東部の都市。シドニーの北西450キロメートル(道路距離)にある。人口3万5465(2001)。東部高地の西斜面、ニュー・イングランド地方南西端に位置する。同地方南部と西方平原を控えた伝統的な地方中心都市で、周辺の小麦・ヒツジ・酪農地帯を後背地とする製粉、酪製品、農業機械などの工場がある。1834年入植、1946年市制施行。

[谷内 達]

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