ダ・ナ

普及版 字通 「ダ・ナ」の読み・字形・画数・意味


21画

[字音] ダ・ナ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(かん)。(難)(なんだん)の省形。難に儺(だ)の声がある。〔説文〕九上に「鬼を見てく詞なり。鬼に從ひ、の省聲。讀みて詩の、を受くること儺(おほ)からざらんやの(ごと)くす」とあり、儺に作るものは〔三家詩〕〔毛詩〕は(那)(なだ)に作る。〔段注〕に「を奈何の合聲と爲す。く詞に(なんぞ)と言ふは、の字なり」というが、奈・何は軽い疑問詞とみてよい。儺(だ)は鬼やらい。は鬼を逐う声であろう。〔玉〕に「は疾の鬼をかし(か)るなり」とするのがよい。

[訓義]
1. 鬼をみておどろくことば。
2. 儺と通じ、鬼やらい。
3. 鬼やらいのことば。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 オドロク

[語系]
・儺naは同声。儺は〔説文〕八上に「行くにるなり」(段注本)とし、〔詩、衛風、竹竿〕「佩玉の儺たる」の句を引くが、阿儺の義は仮借、儺祭をいう語。その声をという。

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改訂新版 世界大百科事典 「ダ・ナ」の意味・わかりやすい解説

ダナ
Charles Anderson Dana
生没年:1819-97

アメリカのジャーナリスト,新聞経営者。ニューハンプシャー生れ。1839年ハーバード大学に入るが,学位はとらず,ユートピア・コミュニティ〈ブルック・ファーム〉に参加,機関紙《ハービンガー》の編集にたずさわった。47年グリーリーとの関係で《ニューヨーク・トリビューン》に入社ヨーロッパに渡って〈48年革命〉の記事を送った。プルードン主義者として帰国,49年より同紙の編集長として論陣を張り,また経営の責任者として腕をふるった。62年グリーリーと対立して退社し,政府の職員として南北戦争の戦時報道にあたった。このころよりすべての改革運動にシニカルな目を向けるようになった。68年ニューヨークの《サン》を手に入れ,単なる事実報道にとどまらぬ人間味溢れるいきいきとしたニュース報道のスタイルを確立ピュリッツァー,ハーストらによって完成される大衆新聞展開への基礎条件をつくった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダ・ナ」の意味・わかりやすい解説

ダナ
Dana

ケルト神話の地母神的大女神で,ダヌと呼ばれることもある。アイルランド神話では,神々はダナ女神の種族 (→ツアサ・デ・ダナン ) と呼ばれ,彼女祖母とするとみられている。ウェールズの神話にはドンという名で登場する。

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世界大百科事典(旧版)内のダ・ナの言及

【ダヌー】より

…ケルト神話の女神。大地母神,生命の源の母神で,ダナDanaとも呼ばれる。ダヌーは巨人神族トゥアハ・デ・ダナーンTuacha De Danann(〈ダヌーを母とする種族〉の意)の祖である。…

【グリーリー】より

…41年4月10日,ニューヨークで高級なペニー・プレス《トリビューンTribune》,同年9月2日《ウィークリー・トリビューンWeekly Tribune》を発刊。南北戦争期までのアメリカ・ジャーナリズムを代表する影響力の大きな新聞となり,レーモンドHenry Raymond,ダナなどがここから育っていく。彼はある種のユートピア社会主義者で,いくつかのフーリエ主義コミューン実験にかかわり,労働組合組織,スラムの改善などを熱烈に主張,とくに奴隷制度廃止の世論形成には大きく貢献する。…

【サン】より

…ビーチは保守派からの攻撃も考慮,論説を増やして同紙をやや〈上品〉にして維持した。68年,C.A.ダナがこの新聞を買い,《サン》を最有名紙の一つに再生させるとともに,87年には夕刊紙《イブニング・サン》を創刊した。《サン》の所有権はその後,1903年にラッファンWilliam Laffan,11年にレークWilliam Reikと転々とし,16年には雑誌王マンゼーFrank A.Munseyの手に移り,20世紀型大衆紙への改造が試みられた。…

※「ダ・ナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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