デジタル大辞泉 「ちくり」の意味・読み・例文・類語 ちくり [副]1 針のように先のとがったもので刺すさま。また、そのような痛みを感じるさま。「蜂がちくりと刺す」「首筋がちくりとする」2 人の心を刺激するような物言いをするさま。「ちくりといやみを言う」[類語]ちくちく・痛む・うずく・ずきずきする・しくしくする・ひりひりする・ひりつく・しみる・差し込む・きりきり・ずきんずきん・がんがん・ぴりぴり 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ちくり」の意味・読み・例文・類語 ちくり 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いる )① わずかであるさまを表わす語。すこし。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「肌寒や秋にあふみの国ざかひ〈徳元〉 月はちくりと萩にうつろふ」(出典:俳諧・犬子集(1633)九)② 針など先のとがったもので刺すさま、また、その際の痛みを感じるさまを表わす語。比喩的に、皮肉や苦言などが人を刺激するさまもいう。[初出の実例]「あるは若枝にも薔薇(ばら)の刺(とげ)とてちくりとしたる詞の端」(出典:門三味線(1895)〈斎藤緑雨〉一〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例