デジタル大辞泉
「ひりひり」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ひり‐ひり
〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 細長いもの、小さいものなどが小刻みに動くさま、ひるがえるさまを表わす語。
※
古今著聞集(1254)二〇「くちなはいでて、ひりひりとひろめきてやがてしぬ」
② 苦しさにもだえて痙攣するさまを表わす語。
※
おあむ物語(1661‐73頃)「鉄鉋玉来りて、〈略〉あたりて、そのままひりひりとして死でおじゃった」
③ 皮膚、
神経などが、続けざまに、小さいがはげしく痛むさまを表わす語。
※
滑稽本・
和合人(1823‐44)初「向臑から股がひりひりするは」
※滑稽本・八笑人(1820‐49)二「のまねへでこてへられるものか。
手拭を見たら、のどがひりひりすらア」
⑤ 辛味を感じるさまを表わす語。
※雑俳・柳多留‐
一九(1784)「ひりひりからいがい世やの鰹也」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報