…煙突は暖炉の数だけ必要であり,18世紀になると各室の暖炉を背中合せに配置し,それぞれの煙突をひとつのスペースにまとめる間取りが行われるようになった。この場合,煙突は屋根の上にチムニー・ポットchimney potと呼ばれる陶製の土管のような形のものを立てて終わる。産業革命以前は,煙突は住宅建築の主要な特徴であり,その平面計画を決めるうえで最も重要な要素であった。…
…この空洞は爆発点の深さ,爆発力,岩質等の条件により,短いときは数秒,長いときは数日間ほど保持されるが,やがて垂直上方に向かって空洞の崩壊が始まり,最終的にはほぼ最初の空洞の直径をもった円筒状領域ができる。この領域はチムニーと呼ばれ,通例は岩砕でかなりの部分が埋まる形となる。空孔部の総体積は最初の空洞体積にほぼ等しいが,材質によっては破砕に伴い体積増加が生じ,空孔部があまり残らぬこともある。…
…下降のときには,岩角,樹木,ハーケンを支点にして懸垂下降を行う。岩場は一枚岩のような岩壁(スラブ)や,煙突状の割れ目(チムニー)など種々な状態で連なり,また岩質も,もろくはげやすい岩,堅い岩,割れ目の利用ができない岩など,各種さまざまで,それぞれの相違で岩登り技術は変化してくる。そのためにまず必要なことは,岩場に対したら岩質を確かめ,安全ルートを見きわめてから登攀にかかるようにしなければならない。…
※「チムニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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