翻訳|child seat
乗用車のシートの上に装着し、シートベルトで固定する幼児用補助装置。自動車事故に際して乗車中の乳幼児が死傷するケースが増加したことから、道路交通法が1999年(平成11)5月に改正され、2000年4月から6歳未満の子供に着用が義務付けられた。親が抱いていれば安全という考え方もあるが、時速30キロメートル以上での衝突では子供を支えきれないという実験結果もあり、また助手席で抱いていると子供がエアバッグの直撃を受ける危険性も高い。日本自動車連盟の調査によると、99年のゴールデンウィーク期間中のチャイルドシート着用率は15.1%にとどまっていた。しかし着用すれば、非着用の場合に比べ事故による子供の死亡率は25%、重傷率は30%に低減するとされている。
[高島鎮雄]
出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報
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