デジタル大辞泉 「ツァボ国立公園」の意味・読み・例文・類語 ツァボ‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【ツァボ国立公園】 《Tsavo National Park》ケニア南東部にある同国最大の国立公園。ツァボイーストおよびツァボウエストという東西二つの国立公園で構成され、鉄道と幹線道路で隔てられる。合計面積約2万1000平方キロメートル。アフリカゾウの個体数が多いことで知られ、ライオン、キリン、シマウマ、クロサイなどの野生動物が生息する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「ツァボ国立公園」の意味・わかりやすい解説 ツァボ国立公園 (ツァボこくりつこうえん)Tsavo National Park 東アフリカ,ケニア南東部にある国立公園。キリマンジャロ山の東,標高400~600mの高原に広がる。面積約2万1000km2に及ぶ広さと大型獣の多彩さで世界に名高い。ナイロビとモンバサを結ぶ幹線鉄道および自動車道で東西に区分され,南端のボイと北端のムティト・アンデイが観光の基地である。名物は約2万頭といわれるゾウを第一に,大小各種のアンテロープ類,クロサイ,野牛,キリン,シマウマ,ライオン,チーター,ヒョウ,ハイエナ,西区ムジマ・スプリングのカバ,東区ガラナ川ルガーズ滝のクロコダイルなど。野生動物保護省の管理下にあり,年間入園者は約4万人に及ぶ。執筆者:戸谷 洋 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツァボ国立公園」の意味・わかりやすい解説 ツァボ国立公園つぁぼこくりつこうえんTsavo National Park ケニア東部、ナイロビとモンバサの中間に広がる国立公園。1948年制定。公園内を鉄道と道路が走り東西に分かれるが、両者をあわせた面積は2万0782平方キロメートルで、日本の四国よりも広くケニアでも最大である。植生はおもにアカシアのサバナと半砂漠であるが、山地林や疎林も混在する。哺乳(ほにゅう)類はクロサイ、バッファロー、イランドの大形動物など95種で、呼び物はゾウの大群。鳥類も豊富で517種に及ぶ。キラグニ・ロッジなどの宿泊施設も整備されている。[赤阪 賢] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツァボ国立公園」の意味・わかりやすい解説 ツァボ国立公園ツァボこくりつこうえんTsavo National Park ケニア南東部にある同国最大の国立自然公園。面積約2万 821km2。 1948年指定。ゾウ,ライオン,サイ,バッファロー,カバ,鳥類など多種の野生動物が生息。平地の東区と高地の西区に分れ,西区のムジマ泉水やムダンダ岩一帯は,カバやゾウの群れ集る地域として知られる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by