ツァボ国立公園(読み)つぁぼこくりつこうえん(英語表記)Tsavo National Park

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツァボ国立公園」の意味・わかりやすい解説

ツァボ国立公園
つぁぼこくりつこうえん
Tsavo National Park

ケニア東部、ナイロビモンバサの中間に広がる国立公園。1948年制定。公園内を鉄道と道路が走り東西に分かれるが、両者をあわせた面積は2万0782平方キロメートルで、日本の四国よりも広くケニアでも最大である。植生はおもにアカシアサバナと半砂漠であるが、山地林や疎林も混在する。哺乳(ほにゅう)類はクロサイバッファローイランドの大形動物など95種で、呼び物はゾウ大群鳥類も豊富で517種に及ぶ。キラグニ・ロッジなどの宿泊施設も整備されている。

[赤阪 賢]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツァボ国立公園」の意味・わかりやすい解説

ツァボ国立公園
ツァボこくりつこうえん
Tsavo National Park

ケニア南東部にある同国最大の国立自然公園。面積約2万 821km2。 1948年指定。ゾウ,ライオンサイ,バッファロー,カバ,鳥類など多種の野生動物が生息平地東区高地西区に分れ,西区のムジマ泉水やムダンダ岩一帯は,カバやゾウの群れ集る地域として知られる。

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