病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「ニコチン酸剤」の解説
ニコチン酸剤
《ニコチン酸アミド製剤》
ニコチン酸アミド(ゾンネボード製薬)
ニコチン酸の欠乏によっておこる
ニコチン酸には血管拡張作用があるため、末梢循環障害(レイノー病、手足の冷感、しもやけ、凍傷など)の治療に効果があります。
①過敏症状(
②顔面や皮膚の紅潮、頭部や手足の熱感、かゆみ、発汗、
①散剤です。指示された量より多く飲むと、副作用が強く現れます。1日の使用回数と使用時間・1回の使用量については指示を守り、かってに中止、増量・減量しないでください。
②あらかじめ問診の際に、持病・アレルギーなどの体質・現在使用中の薬の有無を医師に報告してください。
とくに、過去にこれらの薬を使用して過敏症状が現れた人、重症の低血圧症の人、動脈からの出血がある人は使用できません。
また、胃・十二指腸
以上の病気がある人は、必ず医師に報告してください。
③服用後、立ち上がるときにめまいをおこすことがあります。ゆっくりと立ち上がるようにしてください。
④交感神経α遮断剤やHMG-CoA還元酵素阻害剤を使用している人は、薬の効果が強く現れることがあるので、あらかじめ医師にその旨を報告してください。また、経口血糖降下剤を使用している人は、腎機能の悪化をおこすことがあるので、医師にその旨を報告してください。
α遮断型降圧剤を使用する必要があるときも、医師にその旨を報告してください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報