ネイバ(その他表記)Neiva

デジタル大辞泉 「ネイバ」の意味・読み・例文・類語

ネイバ(Neiva)

コロンビア南西部、ウイラ県の都市。首都ボゴタの南西約230キロメートル、コルディエラセントラル山脈東側を流れるマグダレナ川沿いに位置する。スペイン人初期植民地として建設されたが、たびたび先住民襲撃を受けて破壊。17世紀初めに現在の場所に再建された。周辺に広がる農牧地帯の中心地コーヒー毛織物が有名。

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改訂新版 世界大百科事典 「ネイバ」の意味・わかりやすい解説

ネイバ
Neiva

コロンビア南部,ウイラ県の県都。大都市域人口37万7480(2005)。1539年に創設されたが,数回にわたり先住民ピハオス族に破壊され,現在の都市の基礎ができたのは1612年である。中央部と南部との交通要地で,牧畜と穀物生産が伝統的産業であったが,1850年代からのコーヒー・ブームにより周辺にコーヒー生産が開始され,町の大きな産業となっている。なお高地部では牧羊も盛んで,都市には毛織物工業が生まれている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネイバ」の意味・わかりやすい解説

ネイバ
Neiva

コロンビア南西部,ウイラ州州都。首都ボゴタの南南西約 230km,アンデスの東部山脈と中部山脈を分けるマグダレナ川の上流部右岸に位置する。 1539年スペイン人により建設された集落はインディオの攻撃により破壊され,1612年現在の町が再建された。周辺の農牧地帯の商工業中心地で,綿花,米,コーヒー,トウモロコシ,ゴマ,家畜などを集散し,市内には綿製品,セメント,パナマ帽,大理石加工などの工業が立地する。コロンビアの代表的詩人,小説家であるホセ・エウスタシオ・リベラの生地。ボゴタから南下する鉄道の終点で,道路も通じるほか,水路,空路による交通の要地でもあり,これにより市の商業活動が支えられている。人口 18万 1396 (1985) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネイバ」の意味・わかりやすい解説

ネイバ
ねいば
Neiva

南アメリカ北西部、コロンビア中部にあるウイラ県の県都。首都ボゴタの南南西230キロメートルに位置する。人口32万2076(1999)、34万8964(2019推計)。1539年に建設されたが、先住民に破壊されたのち、1612年に再建された。マグダレナ川上流域のコーヒー栽培地帯の中心地として発達し、サトウキビ栽培も盛んである。パナマ帽の製造で知られる。色彩豊かな大露天市が開かれる。

[山本正三]

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