ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネズミイルカ」の意味・わかりやすい解説
ネズミイルカ
Phocoena phocoena; harbour porpoise
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哺乳(ほにゅう)綱クジラ目ネズミイルカ科のハクジラ。体長1.8メートル、体重80キログラムまでの小形種。北半球の温・寒帯の浅海に分布する。黒海のものは別亜種とされる。背面は黒色で、腹面は白色。歯は小さく上下左右おのおの26~28本、歯冠部は扁平(へんぺい)である。妊娠期間は約11か月、体長90センチメートルぐらいの子を6~7月に出産する。1産1子。子は3、4年で性成熟に達する。2、3頭の小群で行動する。雑食性が強いが、おもにイワシ、ニシン、タラなどを食べる。黒海では巻網で大量に捕獲したため近年資源が激減した。天敵はサメ、シャチなどである。南半球やカリフォルニア湾などには近似種が分布する。
なお、分類上、ネズミイルカ科(ネズミイルカ属、イシイルカ属、スナメリ属の3属を含む)を科として独立させず、マイルカ科に含める場合もある。
[粕谷俊雄]
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