日本大百科全書(ニッポニカ) 「バングウェウル湖」の意味・わかりやすい解説 バングウェウル湖ばんぐうぇうるこLake Bangweulu アフリカ中南部、ザンビア北東部の標高約1100メートルの高原にある浅い湖。南岸から流出するルアプラ川はコンゴ川水系の一部をなす。雨期(4月ごろ)には面積が9000平方キロメートルを超えるが、乾期(10月ごろ)には3分の1以下に縮小する。南岸一帯は同名の広大な湿地となっている。湖上の三つの島と湖の周辺にはベンバ系諸部族が農牧業と漁業を営んでいる。リビングストンが1868年ここに達し、1873年に南岸近くで没した。[中村和郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バングウェウル湖」の意味・わかりやすい解説 バングウェウル湖バングウェウルこBangweulu ザンビア北東部にあるコンゴ川水系の湖。名称はバンツー語で「大きな水面」の意。雨季には東岸に大湿地帯を形成し,湖面面積は 9800km2に拡大する。湖上には人の住む三つの島がある。魚が豊富で漁業も盛ん。1868年デービッド・リビングストンが来訪,1873年南岸で死去した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報