palagonite
(1)苦鉄質火山岩ガラス(sideromelane)の加水ゲル状変質物。ガラス状,ろう状,樹脂状。橙,黄褐,赤褐,ときに暗褐,淡緑灰,まれに灰色。非晶質ないし繊維状で弱複屈折。パラゴナイト化作用(palagonitization)によりFe2+の酸化,Si・Al・Na・Caなどの溶脱が著しいが,溶脱成分の大半は沸石・粘土鉱物などとして周辺に沈殿。海水・湖水・地下水との低温反応によるが,温泉作用でも生成。噴火時の高温反応説は信じがたい。語源は原産地名Sicily島Val di NotoのPalagonia(Waltershausen, 1845)。参考文献:飯島東ほか(1967) 地質雑,73巻
(2)ソーダ雲母のこと。
執筆者:飯島 東
参照項目:ソーダ雲母
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
…層間にCaなど2価の陽イオンの入ったものはゼイ(脆)雲母と呼ばれている。
[おもな種類と理想化した化学組成]
(1)二・八面体雲母 白雲母muscovite KAl2(Si3Al)O10(OH)2 ソーダ雲母paragonite(ナトリウム雲母,パラゴナイトとも呼ぶ)NaAl2(Si3Al)O10(OH)2(2)三・八面体雲母 金雲母phlogopite KMg3(Si3Al)O10(OH)2 黒雲母biotite K(Fe,Mg)3(Si3Al)O10(OH)2 アナイトannite KFe3(Si3Al)O10(OH)2 イーストン石eastonite KMg2.5Al0.5(Si2.5Al1.5)O10(OH)2 シデロフィライトsiderophyllite KFe2.5Al0.5(Si,Al)O10(OH,F)2 鱗雲母lepidolite(紅雲母,リシア雲母,レピドライトとも呼ぶ)KLi2AlSi4O10F2からK(Li,Al)2.5(Si,Al)(OH,F)2
[結晶学的および鉱物学的性質]
雲母は平板状にわれやすく,六角板状に近い外形を示すが,他の結晶面はあまり発達しない。また双晶していることが多い。…
…変成作用を受けた泥質の結晶片岩や片麻岩にも多くみられる。KのかわりにNaの入った雲母はパラゴナイトと呼ばれるが,白雲母と区別しにくい。二次的にできた白雲母や堆積岩中の白雲母で,一般に細かい繊維状結晶の集合物はふつう絹雲母と呼ばれる。…
※「パラゴナイト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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