インド南東部,アーンドラ・プラデーシュ州北東部の都市。人口85万1282(2001)。クリシュナー川が東ガーツ山脈を離れ,扇状地性のデルタを展開する扇頂部東岸に位置する。周辺からの米,タバコを集散する。精米,製油,タバコ,薬品などの諸工業も立地するが,とくに伝統的な手すき紙の特産地として名高い。7世紀前半から10世紀にかけて東チャールキヤ朝の主要都市として栄えた。周辺一帯は古くから開け,仏教遺跡が多く残る。とくに西方約30kmの対岸にあるアマラーバティーには2~3世紀の仏塔があり,その仏教彫刻は海上交通を通じて東南アジアに伝えられ,大きな影響を与えた。7世紀前半には玄奘が訪れている。
執筆者:応地 利明
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...