ファビオラ(その他表記)Fabiola

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファビオラ」の意味・わかりやすい解説

ファビオラ
Fabiola

[生]? ローマ
[没]399頃.ローマ
キリスト教の聖女 (祝日 12.7.) 。西ヨーロッパで最初の公共的な病院を設立したことで知られる。ローマ貴族の出身。キリスト教に改宗後,修道生活に入り,富と生涯を慈善事業と病者に献身。また巡礼者のための救護院を設立。ヘブライ語,ギリシア語,ラテン語に通じ,聖ヒエロニムスのもとで聖書を研究,395年彼とともにベスレヘムにおもむき,翌年ローマに帰国。枢機卿 N.ワイズマンの歴史小説『ファビオラ』 (1854) の主人公。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ファビオラ」の意味・わかりやすい解説

ファビオラ
ふぁびおら
Fabiola
(?―399)

カトリックの聖女。ローマの貴婦人で絶世の美女といわれたが、離婚後キリスト教徒となり、巨額の財産を投じて貧民と苦労をともにしながら病人を看護した。390年ローマに巡礼者のための救護所を設立、これはキリスト教徒の手になるヨーロッパ最初のものといわれる。彼女の活動はローマの貴婦人に大きな影響を与え、救療活動が愛の精神の最上のものであることを教えた。

[山根信子 2017年12月12日]

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