ぶかぶか(読み)ブカブカ

デジタル大辞泉 「ぶかぶか」の意味・読み・例文・類語

ぶか‐ぶか

[副](スル)
身に着ける物が大きすぎて、ゆるんでいるさま。「お下がりのぶかぶか(と)したズボン
ふくれてやわらかくなっているさま。「雨が漏って壁がぶかぶかしてきた」
大きな音でらっぱなどの気鳴楽器を鳴らす音や、そのさまを表す語。「アコーディオンぶかぶか鳴らす」
[形動]
1に同じ。「ぶかぶか帽子
2に同じ。「水を含んでぶかぶかベニヤ板
アクセントカブカ、はブカブカ
[類語]1がばがばだぶだぶゆるゆるだぼだぼだぶつくゆるいゆったりゆるやか

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精選版 日本国語大辞典 「ぶかぶか」の意味・読み・例文・類語

ぶか‐ぶか

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
    1. 人などの肥満したさまを表わす語。ぶくぶく。
      1. [初出の実例]「ぶかぶかと、血ぶかき女房也」(出典:評判記・満散利久佐(1656)八千代)
    2. 物が水に浮き沈みするさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「四十石さんだって、酒に溺れてぶかぶか浮くことがある訳である」(出典:酒宴(1955)〈吉田健一〉)
    3. 履き物や着る物のサイズが大き過ぎるさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「腰にはユラユラブカブカする、今なら襁褓(おしめ)干しにつかふやうな格好のものを入れて洋服を着てゐた時代である」(出典:旧聞日本橋(1935)〈長谷川時雨〉流れた唾き)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙
    1. 靴やズボンなどのサイズが大き過ぎるさま。
      1. [初出の実例]「ぶかぶかの靴」(出典:大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉三)
    2. ほこりや泥などがたまって押すとめりこむさま。
      1. [初出の実例]「駅まではひどい埃であった。靴も没するほどぶかぶかな道である」(出典:或る日の水間部隊長(1941)〈上田広〉二)

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