ブノア(その他表記)Benois, Alexandre

デジタル大辞泉 「ブノア」の意味・読み・例文・類語

ブノア(Benoa)

インドネシア南部、バリ島南岸の海岸保養地。ヌサドゥア北側のブノワ湾口に位置する。ヨットハーバーがあり、マリンスポーツが盛ん。ベノア

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブノア」の意味・わかりやすい解説

ブノア
Benois, Alexandre

[生]1870.5.4. ロシア帝国,サンクトペテルブルグ
[没]1960.2.9. フランス,パリ
ロシア生まれの舞台装置家。フルネーム Alexandre Nikolaievich Benois。マリインスキー劇場やボリショイ劇場の建築家 A.カボスの孫。親類筋にあたるセルゲイ・パブロビッチ・ディアギレフと雑誌『美術世界』Mir Iskusstvaを刊行。1901年にマリインスキー劇場でバレエシルビア』の装置を担当してデビュー。1909年バレエ・リュスの結成に参画し,以後同バレエ団で装置・衣装を担当した。代表作は『レ・シルフィード』(1909),『ジゼル』(1910),『ペトルーシカ』(1911)など。1920年代の中期以後はフランスやイタリアで活躍。イダ・L.ルビンシテインバレエ・リュス・ド・モンテカルロの装置も担当した。息子や姪も舞台装置家であり,その姪の子にイギリスの俳優ピーター・A.ユスチノフがいる。著書に『バレエ・リュスの思い出』Reminiscences of the Ballet Russe(1941),『回想録』Memoires(1960)がある。

ブノア
Benoit, Pierre

[生]1886.7.16. アルビ
[没]1962.3.3. シブール
フランスの小説家。世界各国の歴史地理,科学の資料を駆使して,『ケーニヒスマルク』 Kœnigsmark (1918) ,『アトランチード』L'Atlantide (19,アカデミー大賞) など多く作品を書いた。アカデミー・フランセーズ会員 (31) 。

ブノア
Benoist, Michel

[生]1715.10.8. オータン
[没]1774.10.23. 北京
フランスのイエズス会士中国名は蒋友仁。乾隆9 (1744) 年に中国に行き,乾隆帝の命によって円明園噴水を造り,また世界地図を作成し献上した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

367日誕生日大事典 「ブノア」の解説

ブノア

生年月日:1870年5月3日
ロシア生まれの舞台装置家
1960年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android