フランス東部,ソーヌ・エ・ロアール県にある小規模の工業都市。人口約2万3000(1982)。ローマ皇帝アウグストゥスの建設になり(町の古名Augustodunumは彼にちなむ),ガリアのローマともいうべき地位を占めていた。そのなごりは,サンタンドレ門,アルー門,ガリア最大の劇場跡などにみられる。マルセイユからもたらされたラザロのものと伝えられる聖遺物を収めるため,12世紀初めに建立されたサン・ラザール大聖堂は,失われたクリュニー第3聖堂の様式を踏襲するブルゴーニュ派ロマネスク建築の代表例。その正面扉口大タンパンや内部の柱頭は,ロマネスク彫刻の頂点の一つ。大聖堂前のロラン美術館は,大聖堂旧北入口にあった浮彫《イブの誘惑》ほか,古代,中世の美術品を収蔵する。
執筆者:岸本 雅美
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菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...