ブレナン(読み)ぶれなん(英語表記)Christopher John Brennan

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブレナン」の意味・わかりやすい解説

ブレナン
ぶれなん
Christopher John Brennan
(1870―1932)

オーストラリア詩人、批評家。シドニー生まれ。シドニー大学哲学を修め、ドイツ留学二か年後、母校ドイツ文学、比較文学を講じ、シュレーゲル、ノバーリス、マラルメらヨーロッパ知性を、この国に初めて紹介した。また相愛のドイツ娘(のちに夫人)の渡来を待つ4年間に、詩の傑作を生んだといわれる。『詩18編』(1897)、『源(みなもと)に向かいて』(同)から『運命の歌ほか』(1918)まで多くの詩集を刊行したが、死後、研究者の手により『詩集』(1960)、『散文集』(1962)に集大成された。

[平松幹夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブレナン」の意味・わかりやすい解説

ブレナン
Brennan, William Joseph, Jr.

[生]1906.4.25. ニュージャージーニューアーク
[没]1997.7.24. バージニア,アーリントン
アメリカの法律家,1952~56年ニュージャージー州最高裁判所判事,56~90年連邦最高裁判所准判事。その後 60年代に言論の自由,反トラスト法の強力な執行,出獄後の人間指導でリベラルな意見を表明し続けた。公立学校における祈祷憲法違反と主張した一人

ブレナン
Brennan, Christopher John

[生]1870.11.1. シドニー
[没]1932.10.5. シドニー
オーストラリアの詩人,古典学者。シドニー大学教授。ドイツに遊学,象徴主義などヨーロッパの文学運動をオーストラリアに導入することに貢献。『詩集』 Poems (1914) そのほかがある。

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