ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プレッツォリーニ」の意味・わかりやすい解説
プレッツォリーニ
Prezzolini, Giuseppe
[没]1982.7.14. スイス,ルガーノ
イタリアの批評家。プラグマティズムおよびベルグソン,クローチェなどの哲学の影響を受け,1903年『レオナルド』誌,1908年『ボーチェ』誌を創刊,編集。また主要誌紙に寄稿して,第1次世界大戦前の思想界の推進役を果たした。ムッソリーニと親交をもち,参戦論を唱え,やがてファシズムに同調していった。その後も保守派の立場を守りつつ,著作を発表。主著に『イタリア文化』 La cultura italiana (1923) ,『無用のイタリア人』L'italiano inutile (1954) ,『移住者たち』I trapiantati (1963) ,『キリストそして/もしくはマキアベリ』 Cristo e/o Machiavelli (1971) ,『保守派宣言』 Manifesto dei conservatori (1972) ,『脆きイタリア』 Italia fragile (1974) など。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報