フランス中部,ヨンヌ県の村。人口約500。9世紀に創設された修道院は,11世紀にはマグダラのマリアの聖遺物を慕って巡礼が蝟集し,サンチアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路の欠かせぬ宿駅として繁栄した。13世紀末に聖遺物の信憑性が疑われて以来衰微。サント・マドレーヌ修道院教会は,2色づかいの横断アーチをもつ特異なロマネスクの身廊(1150ころ)とロマノ・ゴシックの内陣(1215完成)が調和し,ナルテックスのタンパンと身廊の柱頭にロマネスク彫刻の不朽の傑作を見る。19世紀中ごろ崩壊寸前のところをP.メリメに見いだされ,弱冠30歳に満たぬビオレ・ル・デュクにより大修復が行われた。12世紀の旧城壁も残る。
執筆者:岸本 雅美
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新