デジタル大辞泉 「べたり」の意味・読み・例文・類語 べたり [副]1 粘りけのあるものが多量につくさま。べったり。「血がべたりと手につく」2 はがれにくいようにはりつけるさま。「注意書きをべたりとはる」3 だらしなく尻をつけて座るさま。「べたりと座り込む」4 印判などを色濃く押すさま。「封書にべたりと押印する」[類語](1)べたべた・粘っこい・粘る・粘つく・粘り着く・べたつく・べとつく・ねばねば・べとべと・ねとねと・ねっとり・どろどろ・とろとろ・どろり・にちゃにちゃ・ねちねち・粘り・粘り気・粘性 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「べたり」の意味・読み・例文・類語 べたり 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )① 粘液状のものがかたまりになって貼(は)りつくさまを表わす語。[初出の実例]「かきつばたへたりと鳶(とび)のたれてける」(出典:俳諧・蕪村句集(1784)夏)② 「ぺたり①」よりややしどけない感じを表わす語。[初出の実例]「二ケ月前昏倒した玄関にべたりと尻餠つゐた」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉七)③ 「ぺたり③」よりやや強烈な感じを表わす語。[初出の実例]「黒い判がべたりと捺してあった」(出典:道草(1915)〈夏目漱石〉三一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例