粘粘(読み)ネバネバ

デジタル大辞泉 「粘粘」の意味・読み・例文・類語

ねば‐ねば【粘粘】

[名]粘って物につきやすいもの。「雌しべの頭の粘粘は何ですか」
[副](スル) よく粘って物につきやすいさま。「とろろ汁で口の周りが粘粘する」
アクセントはネバネババネバ。
[類語]粘っこい粘る粘つく粘りつくべたつくべとつくべたべたべとべとねとねとねっとりどろどろとろとろどろりにちゃにちゃねちねち粘り粘り気粘性

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「粘粘」の意味・読み・例文・類語

ねば‐ねば【粘粘】

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① ねばりけがあって他の物によくつくさまを表わす語。
※名語記(1275)九「これも、のりの様に、ねばねばとある」
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「脂掌(あぶらって)だから手(てヱ)ひかれてもねばねばするは」
② 声や口調などのねばっこいさま、しつこいさまを表わす語。
小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉上「ねばねばした語調で」
[2] 〘形動〙 ねばりけがあって他のものによくつくさま。
[3] 〘名〙 ねばって、他の物によくつく物や性質。ねば。
※地を潤すもの(1976)〈曾野綾子〉五「バナナを〈略〉むし焼きにして食べた。すると、口の中にねばねばが残って」

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