ねっとり(読み)ネットリ

デジタル大辞泉 「ねっとり」の意味・読み・例文・類語

ねっとり

[副](スル)
とろりとしてねばりけのあるさま。また、ねばねばするさま。「ねっとり(と)した舌ざわり」
口調態度などがしつこく感じられるさま。「ねっとり(と)した物言い
[類語](1粘っこい粘る粘つく粘りつくべたつくべとつくどろどろとろとろどろりにちゃにちゃねちねち粘り粘り気粘性ねばねばべたべたべとべとねとねとぎたぎたぎとぎとこてこてこってり脂ぎる脂っこい脂ギッシュオイリー/(2濃厚濃い濃密深いこまやか濃度色濃いくどいしつこい毒毒しいごてごて

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ねっとり」の意味・読み・例文・類語

ねっとり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 粘液状のものが一面にねばりつくさま、まとわりついて離れないようなさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「油を塗った様にねっとりと光り」(出典:魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後)
  3. しつこく、ねばりつくような感じや態度であるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「薄情さうなくせに、ねっとりねっとりと口をきく娘で」(出典:素足の娘(1940)〈佐多稲子〉二五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android