ホスティングサービス(読み)ほすてぃんぐさーびす

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホスティングサービス」の意味・わかりやすい解説

ホスティングサービス
ほすてぃんぐさーびす

インターネットに接続されているサーバーの機能を提供するサービス自社の施設や専用のデータセンターにサーバーと回線を設置して、その機能とデータ保存スペースの一部を貸し出すとともに、運営や管理を代行する。ユーザーは、インターネット経由でリモート操作を行う。保守関連の手間コストを省ける、一元管理で防災やセキュリティレベルをあげられるなどのメリットがあるため、サーバー管理をアウトソーシングする企業や個人も多い。レンタルサーバーもほぼ同義である。

 ウェブサーバーメールサーバーファイルサーバーなどの各種サーバー類の提供と管理に加えて、独自ドメインIPアドレスの管理、ウイルスチェックなどのセキュリティ対策なども行っているのが一般的。ホスティングの種類としては、1台を占有して使える専用サーバーと、1台を分割して複数のユーザーで利用する共用サーバー、共用サーバーを仮想的に分割して専用サーバーに近い機能をもたせたVPSバーチャル・プライベート・サーバー)などがある。専門業者やISP(インターネット・サービス・プロバイダー)などが行っているサービスで、有償無償、企業向け・個人向けなどさまざまな形態のものが提供されている。

 ユーザーが用意したサーバーを預かって運用を代行する場合は、ハウジングサービスコロケーションサービスという。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android