ムバンダカ(その他表記)Mbandaka

デジタル大辞泉 「ムバンダカ」の意味・読み・例文・類語

ムバンダカ(Mbandaka)

コンゴ民主共和国北西部の都市。旧称コキラービル、エカトゥールビルコンゴ盆地中央部、コンゴ川中流に位置し、河港をもつ。首都キンシャサ下流キサンガニと河川航路で結ばれ、交通要地として発展した。

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改訂新版 世界大百科事典 「ムバンダカ」の意味・わかりやすい解説

ムバンダカ
Mbandaka

アフリカ中部,コンゴ民主共和国(旧,ザイール)北西部の河港都市。人口26万(2004)。1966年まではコキヤビルCoquilhatvilleと呼ばれた。コンゴ川中流東岸,ルキ川が合流する地点に位置し,コンゴ川水運の港,また道路航空路などの要衝として,商業の中心となっている。漁業皮革生産も盛んである。1883年に探検家H.スタンリーによって建設され,赤道直下に位置することから当時はエカトゥールビルEquateurvilleと呼ばれた。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ムバンダカ」の意味・わかりやすい解説

ムバンダカ
むばんだか
Mbandaka

アフリカ中部、コンゴ民主共和国(旧ザイール)北西部、赤道州の州都。赤道直下、コンゴ盆地の中央部に位置する。1966年まではコキラービルCoquilhatvilleとよばれた。人口16万9841(1994)。コンゴ(ザイール)川に面する重要な河港都市で、道路、国内航空路の要衝でもある。1883年探検家スタンリーらによって基礎が築かれた。1950年代には人口約3万の小都市であったが、近年目覚ましい発展を遂げている。

[赤阪 賢]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムバンダカ」の意味・わかりやすい解説

ムバンダカ
Mbandaka

コンゴ民主共和国北西部の都市。エクアトゥール州の州都。旧称コキアビル Coquilhatville。赤道直下,コンゴ川とその支流ルキ川の合流点に位置。キンシャサからキサンガニにいたる河川運輸の中継地。ゴム,米,パーム油,木材,皮革などの集散地で,ビール醸造も行なわれる。博物館,教員養成学校がある。人口 26万2814 (2004推計) 。

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百科事典マイペディア 「ムバンダカ」の意味・わかりやすい解説

ムバンダカ

コンゴ民主共和国の北西部,コンゴ(ザイール)川左岸の都市。旧名コキヤビル。赤道直下にある。商業,交通の要地で,造船・船舶修理などが行われる。医学校,空港がある。1883年H.スタンリーが創設した。26万2814人(2004)。

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