メラウケ(その他表記)Merauke

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メラウケ」の意味・わかりやすい解説

メラウケ
Merauke

インドネシアニューギニア島西部,パプア州の南東部にある港町。インドネシアの東端に位置し,インドネシアの全域を示すときに「サバンからメラウケまで」といわれる。メラウケ川河口東岸にあり,アラフラ海に臨む。オランダ領時代には行政の一中心。小商業都市で,ジャワ族,中国人などが居住。周辺ではパプア諸族によるサゴデンプン(→サゴヤシ),コプラ採集,加工と,マレー人による稲作が行なわれる。人口約 2万。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「メラウケ」の意味・わかりやすい解説

メラウケ
めらうけ
Merauke

インドネシア、西イリアン(ニューギニア島西部)南部の港町。ディグル川のつくる大湿原の南岸に位置し、アラフラ海に臨む。人口約2000。パプア・ニューギニアとの国境に近い。大湿原はほとんど未開発であるが、この付近だけはやや開かれて米、コプラなどの栽培が行われている。住民はパプア系。地方空港がある。

[別技篤彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android