サバン(読み)さばん(英語表記)Sabang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サバン」の意味・わかりやすい解説

サバン
Sabang

インドネシアスマトラ島北西端の沖合いにあるウェ島北岸の港町アチェ州に属する。1887年に建設された港はマラッカ海峡入口にある重要な避難港で,自由港に指定され,開発が進められている。インドネシアの全領域を表すことばとして「サバンからメラウケニューギニア島)まで」がある。人口 2万2829(2000)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サバン」の意味・わかりやすい解説

サバン
さばん
Sabang

インドネシア、スマトラ島北端沖のウェWeh島にある港町。同島北部の湾に臨む。人口2万3281(1980)。マラッカ海峡の入口の要港として古代から知られ、19世紀以来、ドック、貯炭所、灯台などの施設が整い、ベンガル湾横断の汽船の燃料補給基地となった。スマトラ島北西部の物資中継港としての役割も果たしている。

[別技篤彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android