モノグラム

デジタル大辞泉 「モノグラム」の意味・読み・例文・類語

モノグラム(monogram)

姓名頭文字などを組み合わせて図案化したもの。商標や、署名代用などにする。組み字。

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精選版 日本国語大辞典 「モノグラム」の意味・読み・例文・類語

モノグラム

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] monogram ) 頭文字などを二個以上組み合わせ、一字状図案化したもの。署名の代わりとして美術品などに記されたり、印鑑に用いられたりする。
    1. [初出の実例]「Kの字とSの字を縫合はして徽号(モノグラム)が拵へてある」(出典:己が罪(1899‐1900)〈菊池幽芳〉前)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モノグラム」の意味・わかりやすい解説

モノグラム
monogram

氏名名称の頭文字などの組み合わせ文字。最初は1字であったが,現在では2字以上組み合わせて一つの図案にし,マークのようにして用いられる。主として欧文文字を使用。古代ギリシア・ローマ時代の貨幣には支配者のモノグラムが記されていた。またキリストシンボルにも使われたが,初期の印刷物や木版画作者サイン,特に絵画のサインとして用いられ,また印鑑,商標などにも使われるようになった。

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デジタル大辞泉プラス 「モノグラム」の解説

モノグラム

アメリカの画家ロバート・ラウシェンバーグの作品(1953)。原題《Monogram》。オブジェと絵画を融合させたコンバインペインティングの代表作の一つ。ストックホルム近代美術館所蔵。

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世界大百科事典(旧版)内のモノグラムの言及

【署名】より

…470年のローマ帝国東帝レオ1世の法によれば,勅令は紫ないし朱色のインキによる皇帝の署名を必要とした。メロビング朝においては王の署名が,カロリング朝においては王が書く十字の印あるいは王名のモノグラムが必要であった。後者は十字あるいは四角の形に王名の綴字を組み合わせたものである。…

【モノグラムの作家】より

…モノグラムによって知られる美術家のこと。ことに本名がモノグラムによってしか知られない作家。…

※「モノグラム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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